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展示会のお知らせ

今年もオークヴィレッジ東京にて仐日和の展示会を開催いたします。
早いものでもう3年目。今年は日傘がたくさん並びます。

オーダー受付の日は私もお店に立って、皆さまのお越しをお待ちしております。

期間 : 2020年6月1日(月)-30日(火)
オーダー受付日 : 6月6日(土)、7日(日)、27日(土)
会場 : オークヴィレッジ東京
https://www.oakv.co.jp/event_20200601.html


【雨傘の販売について】
今回の展示会では雨傘は完成品ではなく、防水加工を施す前の状態で展示しております。
ご注文いただいた場合は、展示会が終わった後に作業を行い、おおよそ2ヶ月後に納品する予定です。
糸かがりの色をお選び頂けますので、ご注文の際に店員さんにお伝えください。


【和傘のオーダーについて】
和傘の個別オーダーは6月27日のみ受付いたします。
ご希望の方は事前に下記の内容をメールにて送信いただき、ご予約をお願いいたします。

予約受付E-mail:tokyo@oakv.co.jp
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の日時
・オーダー内容(お分かりの範囲で結構です)

2020-05-31 | Posted in NEWSNo Comments » 

 

一生かけて

サカナクションの山口さんに何度も救われている。
今の私があるのも山口さんのお陰だ。

中日ドラゴンズがBクラスに定着して早幾年。

満塁なのに点が入らない。
勝ちを確信した点差からの逆転負け。
じわじわと膨らんでいく借金。

毎年毎年、今年こそはと応援するものの、ちっともAクラス入りするような雰囲気がない。順位だけならまだしも試合内容も散々。期待する気持ちが何度も打ち砕かれて辛かった。
こんなに頻繁に辛い思いをするぐらいなら、いっそファンを辞めてしまった方が日々楽しく過ごせるかもしれない。そう真剣に考えていた。

そんな時に山口さんがドラゴンズについて語っている新聞記事を見かけた。
低迷するドラゴンズの事を質問された山口さんの答えが胸に響く。

「低迷期があった方がストーリーがあり、バンドも野球チームも面白い。出場チャンスを得た選手を見られるし、何の心配もしていない。一生かけて応援するわけだから」



「一生かけて応援するわけだから」


その言葉はまるでドラクロワが描いたマリアンヌの如く私の心を照らし導いてくれた。きっと私だけでなく多くのドラゴンズファンもまたあの絵の様に導かれた事だろう。

そう、山口さんのお陰で私は今でもドラゴンズを応援する事が出来ている。
悔しい時辛い時にあの言葉を思い出すと、自然と気持ちが前を向く。
1試合、1シーズンで区切る必要なんてない。
選手の成長を見守り、試合結果に一喜一憂し、辛い時にこそチームを支える声になり、いつか訪れるだろうその日を待っている。

3年後なのか5年後なのか、はたまた10年後なのか。
名古屋ドームに紙吹雪が舞う時、今までのエラーも借金も、悔しさも悲しみも消えてなくなるに違いない。

2019年、シーズン終盤までクライマックスへの夢を抱き、若い選手たちの躍動をひしひしと感じる事ができた。
来シーズンへの期待は膨らむばかり。



ひょっとしたら来年は。
ひょっとしなくても来年は。




ドアラクション 山口一郎

2019-11-04 | Posted in HIYORINo Comments » 

 

オールドスタイル

ここ数年、中日ドラゴンズでじわじわとオールドスタイルの選手が増えてきている。
守備の時に動きやすいのか、単に選手の間で流行っているのか。
最近はピッチャーの間でも増えているので、もしかしたらチームとして推奨しているのかもしれない。

理由はどうあれ、オールドスタイル好きとしてはうれしい限り。







2019-10-30 | Posted in HIYORINo Comments » 

 

犯人に告ぐ

「河合さん、この小説やべーから読んだ方がいいよ。」

高校1年生の時に「犯人に告ぐ」という小説をクラスメイトのK君から勧められた。

K君は運動神経が抜群とか、目立って容姿が良いだとか、とても頭が良いという訳ではなかったけれど、とにかく現代文の授業での読解力がずば抜けていた。というのも出席番号が近かった私はグループワークでK君と同じ班になる事が多く、意見交換の時にいつも驚かされていたからだ。
こんな所に気付くなんて。なるほどそんな解釈もできるのか、と、K君のセンサーは私には感じられないものをしっかり正確に捉えていた。他のメンバーがどう思っていたのかは知らないけれど、私の中でK君はとにかく「すごい人」だった。
そんなK君が勧めてくる小説が面白くない訳がない。

いつだったかK君から「小説家になりたんだよね」と聞いた時、なれるかどうかなんて疑いもせず早く読みたいと思った。ペンネームはもう決めているのか。どんな小説を書くつもりなのか。色々聞いたけれどK君は何も教えてくれなかった。

K君の読解力が優れているのは文章に対してだけではない。
文化祭が終わりクリスマスを前に浮ついた空気が漂う頃、クラスの中だけでなく学年の中でも美人だと評判のA子さんとK君が付き合っている事が発覚し、教室内が騒ついた。
K君に事の成り行きを尋ねると「俺、いけるかどうか(付き合えるかどうか)分かっちゃうんだよね」と豪語した。K君のセンサーは文章だけでなく、会話や仕草、表情も精確に捉えていたのだ。私は普段何を考えているのか見透かされているような気がして何だか少し怖くなった。
実際、K君から言われた私自身の性格に関する指摘は心臓を射抜かれたかと思うほど的確で鋭利なもので、ふとした時に思い出すと心が疼く。

2年生に進級してからK君とは違うクラスになり、会話をする事はなくなった。卒業間近、最後に交わした会話はお互いの進学先について。
K君は「授業料がタダになるから」という理由でうたた寝をしていても合格出来たであろう地元の私立大学に行くと言った。最初は驚いたものの、小説家になるのに大学がどこかなんて関係からと妙に納得した。

卒業してから連絡をとったことは一度もない。今まで3回ほど催された高校の同窓会の度にK君を探したけれど、彼は姿を表さなかった。
執着していると言われればその通りだけれど、K君に対して恋心を抱いていた訳でもなく、久しぶりに会ってお互いの近況を報告したい訳でもなく、ただただK君の書いた小説を読みたかった。本名を名乗っているとは到底思えない彼の、間違いなく面白いその小説を読みたかった。

3年前、K君に会ったという友人から思いがけず彼の近況を聞いた。「全く働かずにずっと家にいるらしいよ。」と聞いて鳥肌がたった。
その場で私の考えを話して事実の確認をとってもらう事は出来たかもしれないが、その詮索を嫌がるK君の顔が鮮明に浮かんできて何も言えなかった。
地元の中学の集まりに半ば強制的に参加されられたK君は「お小遣いもらって本を買う時だけ外に出る」と語り、「その歳で働いていないのはやばい」と周りから責め立てられたらしい。

その話を聞いて以来、いつか偶然K君が書いた小説を読む事になるかもしれないと、社会人になってから遠ざかっていた活字に再び触れるようになった。本を開いて読み始めた瞬間に「K君だ!」と気付くかもしれないし、全く気付く事なく読み終えるかもしれない。偶然なんて事は起こらず、もう読む事は叶わないかもしれない。

最後に。
K君の本当のすごさは「いや、もしかして本当に働いてないかも」と含みを持たせてくれるところだ。そもそも小説なんて書いていないかもしれない。
結局何年経っても私はK君がどんな人なのか、何を考えているの分からないまま。

書店に並んだ「犯人に告ぐ3」を見つけて思い出した、同級生のK君の話。

2019-10-26 | Posted in HIYORINo Comments » 

 

長良川おんぱく 糸かがり体験

【岐阜和傘糸かがり体験】

長良川おんぱくにて今年も11月30日(土)に糸かがり体験を開催いたします。
今回は月奴の和傘で体験していただきます。
※4種類の月奴は各1本の制作のため先着順です。

気になる方はお早めにお申し込みください。
※予約の受付は9月8日(日)20:00からです。

詳しくは下記のURLからご確認ください。
https://nagaragawa.onpaku.asia/programs/5d3a8e05421aa95d7b0000c6

2019-08-28 | Posted in NEWSNo Comments » 

 

糸かがり実演【GIFUクラフトフェア】

9月の3連休に開催される、GIFUクラフトフェアにて糸かがりの実演を行います。
他にも岐阜の伝統工芸の実演やワークショップが沢山開催されます。
是非岐阜駅へお越しください。

https://gifu-craftfair.com/event/

9月14日(土)
13:00-17:00
岐阜駅アクティブG

2019-08-28 | Posted in NEWSNo Comments » 

 

展示会のお知らせ

8月にオークヴィレッジ高山にて和傘の展示販売を行います。
展示は5本程度になりますが、初日と2日目に和傘のフルオーダーを承ります。

期間 : 8月10日(土)-18日(日)
会場 : オークヴィレッジ高山
https://www.oakv.co.jp

在店予定日:8月10日、11日
※オーダーの受付は8月10日、11日のみ

展示会期中は森林育(もりいく)サマーフェアという事で
テーブル作りや星空キャンプなど様々なイベントが開催されています。
夏の高山にぜひ足をお運びください。
https://www.oakv.co.jp/event_20190810.html

2019-07-23 | Posted in NEWSNo Comments » 

 

展示会における桜の日傘の販売について

桜の日傘は岐阜市にある和傘CASAのみのお取り扱いですが、
東京 自由が丘で開催する展示会にて1本のみ展示、販売を行います。

日傘のデザインは折染という技法を使い、今までとはまた違ったデザインになっております。
日傘の写真の撮影が終わり次第、デザインをご紹介させていただきます。
※写真の日傘は以前に制作したもので、今回の日傘ではございません。

【注意事項】
電話やメールでのお取置きはお受けいたしかねます。
また日傘は展示会が終わり次第お渡しする予定です。予めご了承ください。

【暮らしを彩る和傘展】
会場:オークヴィレッジ東京
期間:6月1日(土)〜30日(日)
在店予定日:6月1日、2日、29日、30日

《オークヴィレッジ東京》
住所:東京都目黒区自由が丘2-15-22
営業時間:11:00~19:00

※在店予定日のみ和傘のオーダーを承ります。

2019-05-28 | Posted in NEWSNo Comments » 

 

展示会のお知らせ


東京の自由が丘で和傘の展示会を行います。

会場は前回と同じくオークヴィレッジさんの自由が丘ショールームです。
本数は少なめですが、在店している間は和傘のオーダーを承ります。

期間:6月1日(土)〜30日(日)
※1日、2日、29日、30日は会場にいる予定です。

《オークヴィレッジ東京》
住所:東京都目黒区自由が丘2-15-22
営業時間:11:00~19:00

2019-04-11 | Posted in NEWSNo Comments » 

 

展示会のお知らせ

【展示会のお知らせ】
東京の自由が丘で和傘の展示会を行います。

会場は前回と同じくオークヴィレッジさんの自由が丘ショールームです。
本数は少なめですが、新しく作った和傘と和紙の裁ち端で作った雑貨なども販売予定です。

また展示会期間中の10月7日、8日は自由が丘女神祭りも開催されています。
ぜひお越しください。

期間:10月6日(土)〜14日(日)
※6日、7日は会場にいる予定です。

《オークヴィレッジ東京》
住所:東京都目黒区自由が丘2-15-22
営業時間:11:00~19:00

2018-09-04 | Posted in NEWSNo Comments » 

 

9-11月の予定

 

9月から11月にかけて今決まっている実演などの予定です。

【糸かがりの実演】
9月8日(土)、9日(日)
ミッドランドスクエア
14:00-18:00

【糸かがりの実演】
9月30日(日)
岐阜高島屋
13:00-17:00

【仐日和 展示会】
10月6日(土)-14日(日)
オークヴィレッジ東京 自由が丘ショールーム

【糸かがりの実演】
10月20日(日)
名古屋松坂屋
13:00-18:00

【長良川おんぱく 糸かがり体験】
和傘CASA
13:00-17:30
11月18日(日) × 満席
11月19日(月) ○ 募集中
https://nagaragawa.onpaku.asia/programs/5b480211421aa904ea0009b3

 

お時間がございましたら是非お越しください。

2018-09-04 | Posted in NEWSNo Comments » 

 

実演を終えて

岐阜市歴史博物館での実演を見に来てくださった皆様、
そして博物館の職員の皆様、本当にありがとうございました。

朝から夕方までずっと見てくれていた女の子、
インスタグラム見てます!と声をかけてくださった方、
和傘を夏休みの自由研究にしてくれていた小学生の子、
ふらっと博物館に立ち寄り和傘に興味を持ってくださった方…

たくさんの方にお会いする事が出来ました。

さらには日頃お世話なっている和傘の部品を作る職人さんたちや道具屋さんも見に来てくださいました。

事前に見に行くからねと言ってくださっていた職人さんはもちろん、
思いがけずお会いできた職人さんもいらっしゃって、実演中なのに話し込んでしまいました。

和傘に使う道具と材料でお世話になっている方が
「河合さんに会いに来たんだよ」と声をかけてくださり、
まさかそんな風に気にかけてくださっているとは思いもよらず本当にうれしかったです。

今年の夏は本当に暑くて、しんどいこと煩わしいことがあったりして、
気持ちの糸が切れそうになった時もありましたが…

大丈夫、まだまだできる。
心からそう思えた2日間でした。

もうすぐ秋が始まりそうな気配。
今まで以上に制作に励んで行きます。

 

 

展示の中には祖父と祖母が生きていた頃の和傘や資料がいくつか並んでいて、
同じ展示に私の和傘も一緒に並んでいるんだと思うと、胸が少し締め付けられる。

小さい頃はまだ何も知らなくて当たり前だった日常が、
大人になって理解が追いついた頃にはもう思い出になっていて、なんだか急に悲しくなる。

いつもあの場所に座って和傘を作っていた祖母はもういない。
いなくなって20年近く経つ今でも、こんなに鮮明に思い出せるのに。

もしもまだ生きていたら、祖母はこの事を喜んでくれるだろうか。
一度も会う事のなかった祖父は、私の和傘を見て何と言うだろうか。

おじいちゃん、おばあちゃん、今わたし和傘を作ってるよ。

2018-08-27 | Posted in HIYORINo Comments »